結びの言葉に「さよなら」は書けない

いいブログの説明が思いつかない

2019年振り返り

ある人に2019年の振り返りしたら?と言われたことをふと思い出したので書きます。

 

卒業研究

今年一年を通してやったことといえばこれ。テーマはざっくりいうと学校図書館不登校を防げるのかみたいなことを研究していた。

 

研究をやってみた感想としては、調査は楽しいという感じだった。自分の興味があることを勉強したり誰かに聞きにいったりすることは知的好奇心が刺激されてとても良い。分析は大変だった。大量の情報をまとめて結果を出す大変さを学んだ。でも出てきた結果は個人的には面白かった。総合的にみると研究は楽しかったけど、つらかった部分とかやっちまったなと思う部分を思い出すと本当に二度と研究したくなくなったりもする。

 

反省点としては以下の通り。

  • 文献調査の詰めが甘かった。もっと緻密にどういう基準で文献調査をするのか決めてやればよかった。自分でももっとやれることはあったと思う。
  • 訪問調査の準備をもっとしっかりすればよかった。あとからアレも聞いておけばよかったなとかいろいろ思うところがあったので、次に研究をするときはもう少し調査法自体を勉強しなおしてから研究を行いたい。
  • 訪問調査の準備(物理)をもっとしっかりするべきだった。調査の時にとにかく忘れ物が多く、ときには先方に迷惑をかけたこともあったので次から持っていくものリストをスマホの待ち受けとかにするべきかもしれない。
  • もっと時間にメリハリをつけて研究をすればよかった。結果としては締め切りに余裕をもって論文を提出できたが気持ちの波があるのと、後述する教育実習の準備期間の7月後半~8月にかけておそらくほぼ研究に触れていないのがヤバい。1日1論文でも読んでいれば文献調査がもっと緻密にできたと思う。

 

あと、私の卒業研究ではある取り組みを取り上げていて、秋以降は私もその取り組みに月2~4回くらい参加していたが、ここでその学校の生徒をはじめとしたいろいろな人と話すことができたのが楽しかった。研究という言い訳をした息抜きになっていた。新たに学校図書館に関する引き出しを増やせたことと、今まであまり触れてこなかったタイプの生徒と今までと違う形で多く接することができたことはよかった。

 

教育実習

9月の3週間(祝日とかがあった関係で実質1か月)某学校に教育実習に行ってきた。私は現代社会の授業と倫理の授業を担当した。コマ数としては週に6コマ指導案は4個というペースで、1個の授業に対してA4用紙4~5ページは指導案を書いており、教育実習校の中でも結構ハードな学校だったと思う。

 

教材研究のためにめちゃめちゃ本を読んだ。そして授業でもできる限り図書館資料を取り入れていた。私はもともと学校図書館に興味があったが、教育実習に行く前はどちらかといえば学校図書館の居場所機能に興味があったのに対し、教育実習を通して学校図書館における授業支援という部分への興味が急増したことがよかった。上手くいかない授業も多く、悩むことも多い日々だったが自分の好きなものを使って行う授業は本当に楽しかった。来年度以降、いつか公民科の先生とコラボして自分が行った授業をリメイクした授業をやることができたらいいなと思う。

 

それと、担当したショートホームルームでは毎回勝手に本を一冊紹介していた。個人的には選書と紹介の仕方には反省点が残るが、紹介した後その本に興味があった生徒が話しかけてくれたり、色紙でどの本は面白そうだったとか読んでみたいとか書いてくれる生徒がいたりしたことはうれしかった。同時に司書という立場と比較した時の教員の影響力の強さを感じた。

 

反省点としては以下の通り。

  • もっと学校図書館を活用した授業の引き出しを増やしておけばよかった。上述した通りもともとあまり興味が強くない分野であったが、これからもっと引き出しを増やさないといけないなと実感を持って反省した。
  • もっと生徒観を見極めて授業を作ったり本を紹介したりすればよかった。特に授業を行っているときやや生徒に合わない授業をしてしまったと感じたことが多かったので、観察眼を養いたい。
  • 本を紹介するとき、その本を紹介することは適切なのか、どうしてこの本を紹介するのか、もっと考えた方が良い選書、良い紹介ができたと思う。時間がなかったというのもある
  • 授業づくりに関しては死ぬほど反省があるので、そのへんは割愛。

 

学校図書館

四月から非常勤で某学校図書館にて、非常勤で学校司書をしている。今まで生徒という立場でしか学校図書館を知らず、勉強も所詮机上の空論だったのに対し、あまり詳しい話はここではできないがいろいろと学ぶことが多かった。

 

それと同僚の司書さんや参加した研究会等で出会った司書さんの紹介で学校図書館系の研究会や勉強会に今年から参加するようになった。インプットを増やすだけでなく、いろいろな司書さんとつながれる=いろいろな学校図書館を知ることができることにつながって個人的にはとてもよかったと感じたので、来年度以降も続けていきたい。

 

反省点としては以下の通り。

  • 全体として業務が受け身の姿勢になっていた。もう少し自分がどういうことをしたらいいと思うのか自分で考えて自分で学校図書館を動かすことに挑戦できたらよかった。来年度以降は否が応でも自分で考えることになるが、残り三か月ちゃんとこの部分に意識をもって勤務していきたい。
  • もっと時間にシビアに仕事をするべきだった。同僚の司書さんは本当に絶対に定時で帰るし学校にしては先生方も比較的早く帰る方が多いので、そういう働き方を目指していきたい。ちんたら仕事をしない。
  • 体調管理をもっと意識して行うべきだった。学校の生活リズムとぐーたら大学生の生活リズムが違いすぎて体調が悪くなることが何度かあった。ぐーたら夜中まで起きているのをやめて早寝早起き朝ごはんの生活にしたい。
  • もう少し生徒とも先生ともコミュニケーションをとるべきだった。特に先生方に関しては、せっかく声をかけてくださったときでもコミュ障が過ぎてうまく会話が続かないことが多かった。実際図書館にこもっているだけでは学校の状況や生徒の状況がわからないことも多く、もう少し学校全体に目を向けられる司書になりたい。

 

その他

いろいろ箇条書き。

  • 学園祭でバンドをした。久々に音楽をして、ステージに立てて、とても楽しかった。身に来てくださった方々ありがとうございました。
  • ボドゲをする機会が増えた気がする。どちらかといえば何も考えずできるやつより戦略ゲーの方が好き。おすすめを持っている人はぜひ誘ってください。一緒にやりましょう。
  • メイド喫茶に行く回数が増えた。特にクラシカルメイド喫茶が好き。人間と空間が混ざり合って利用者に作用することに興味がある(語彙力)
  • 就活と院試をした。たいへんだったけど結果として自分が希望していた進路になってよかった。運の部分もあるけど、自分が今までやってきたことが認められた部分もあると思うので、ちゃんと目標に向かって行動することは大切。たぶん。
  • 4年生になった今でも所属団体の活動に参加したり、先輩後輩同期に声をかけてもらって遊んだりしていた。末永く仲良くしてください。
  • 自分の研究室では飽き足らず友達の研究室に常駐していた。4年生になると人に会う機会が減るので、意識的に人と話すようにすることはメンタル的にも進捗的にも大切だった。本当にお邪魔しました。
  • 音楽はGalileo Galilei、BBHF、ずっと真夜中でいいのに。、ヨルシカ、SHISHAMOsupercellあたりとその他適宜適当な邦ロックとかボカロとかを聴いていた気がする。教育実習の思い出の曲はsupercell銀色飛行船。ちなみに今のマイブームはsumikaのあの手、この手とあいみょんの君はロックを聴かない。
  • 本もいろいろ読んだが、正直小説に関しては高校時代に読んでた本を読み返したものの方が心に残っている。海の見える街(畑野智美さん)とか、少女は卒業しない(朝井リョウさん)とか読み返して改めて良いな思った。図書館関係の本は学校図書館はカラフルな学び場(松田ユリ子さん)とか、我のおっさんと知る衝撃の学校図書館格差(山本みづほさん)とかがサクッと読めて、かつ面白かった。それ以外は、リアル人生ゲーム完全攻略本(架神恭介さん、至道流星さん)とか、史上最強の哲学入門(飲茶さん)とかが個人的には好きだった。

 

その他思い出したら追加します。

 

読んでくださってありがとうございました。

良いお年をお迎えください。